正社員夫の退職にあたり、正社員妻が行った事務手続き

背景

約半年前のことですが、夫が会社を退職しました。某巨大コンサルファームで2年ほど働いていましたが、週5日出張や夜中の2-3時帰宅も当たり前、精神崩壊寸前な働き方でしたので、早めに辞めてもらってよかったと思います。

それに伴い、我が家は私が大黒柱の、シングルインカム家庭となりました。当面の間、夫は妻の扶養となります。

そんな不安定なタイミングで妊娠するとは… って感じですが、多分あの働き方を続けていたら子供を作ろうにもなかなか子供も作れなかったし、私がつわりで辛い時も夫が全面的に家事などで助けてくれるので、結果的に良かったと思っています。

まずは大事な失業保険の受給手続きを夫にやって貰います。ちょくちょくハローワークに赴いて、求職活動をしている、という体裁を数ヶ月間保つ必要があるので、本人はまぁまぁ大変ですが、給付額は合計で数十万円になるので、家計的にはもらわない手はありません。

失業保険の退職時に離職票というものを貰い、それを持ってハローワークへ行き、失業保険の受給資格証明というものを発行して貰います。

実際には給付金が振り込まれるのはそこから3ヶ月も後なのですが、この受給資格証明が扶養手続きにおいて必要となります。

夫は虫歯の治療をしたかったので、会社に健康保険証を返却してからしばらくは不安な日々を送っていました。

先の受給資格証明を貰ったら、すぐにその写しを私の会社の人事担当者に提出して、所属する健康保険組合に扶養の異動届を申請しました。その後２週間ほどで、夫用の健康保険証が送られてきました。良かったね。

しかしこの健康保険証には落とし穴があります。3ヶ月後に失業保険の受給が始まると、収入があるので扶養に入る資格がないと見なされ、一時的に扶養から外れる必要があるのです。何でやねん！って感じの理屈です。

はじめ夫は、受給期間に病院に行かず保険証を使わなければ分からないでしょ、と甘く見ていたのですが、受給が始まるとしっかり私の元に、健康保険組合から保険証を返却せよとの通告がきました。返却が遅れると、２度目の通告まで来ました（苦笑）。

夫には３ヶ月の間怪我や病気をしないことをお願いし、私は保険証の返却及び改めて扶養の異動提出届けを提出することになりました。

その後失業手当の受給が終了すると、また同様の扶養に入る手続きを繰り返さねばなりません…。ま、数十万円貰えるのだからそのくらいやらなくちゃね。

扶養という言葉には２種類あり、１つは前述の保健の扶養、もう一つは扶養者が支払う税金の控除を受けるための税の扶養です。

税金の扶養は、先に手続きして月々の控除を受けるやり方と、年末調整のタイミングで申請して一括で控除を受けるやり方の２パターンがあります。後者の方がお得感があって良いかなという理由で、年末調整で実施することにしました。

これまでずっと DINKS だったので年末調整もハンコを押すだけだったのですが、今年は初めて扶養の手続きをすることになるので、今からちょっと不安です。しかも私、産休中で東京にいないし。。。

来年は初めての確定申告も必要がありそうなので、今まで会社任せであまりに無知だった税金周りについて少しずつお勉強していこうと思っています。