2人目にして初の帝王切開出産レポ(入院〜手術当日)

新生児 帝王切開 妊婦生活

2021年12月、総合病院にて初めて帝王切開の手術で2人目の子供を出産しました。

前回は経膣分娩だったので、2人目出産と言っても初めてのことばかり。記録に残しておきたいと思います。

ちなみに、2年前に子宮筋腫の摘出をしてもらったのと同じ総合病院の産婦人科にお世話になりました。

あの頃は妊娠を望む気持ちも微かにあったので、周りの妊産婦さんたちや新生児たちがとっても眩しく見えたなあ。。。

入院日(手術前日)

病院へは 13:00 に入院なので、それまでお友達のお店で夫とゆったりランチ。本当に最後の穏やかな時間。

これから入院だと言うと、ご馳走していただけた。臨月のお腹で胃腸の調子も良くなかったけど、美味しすぎてはち切れそうなくらい食べてしまった。ありがとう!

ゆっくりしすぎて、少し遅れて病院へ。助産師さんに挨拶し、体重・血圧を測定。

病院ではコロナ感染対策のためお見舞いを制限していて、荷物持ち&お見送りに来てくれた夫は速攻で追い出されていたw。

病院着に着替えて、点滴の針を刺してもらう。明日朝の手術の数時間前から点滴する必要があるので、早朝に起きて刺さなくても良いよう、いまから針を入れておくとのこと。

通常の点滴と違ってやったらと太くて長い針で、めちゃくちゃ失敗される。3回目でようやく成功。

(この時の針の後は、産後半月以上経った今も青く腕に残っている…。)

18:00 夕飯。筋腫の手術の時、とにかく食事が楽しめなかったという記憶だけが残っていたけど、思ったより美味しくいただけた。完食!

21:00 以降絶食と言われていたので大好きなチョコレートを売店で買っておいたけど、不思議とあまり手が伸びない。流石に食べすぎか。

19:30、家族とビデオ通話。上の子、気丈に頑張っている。夫もありがとう。

20:30、シャワー。これを最後にしばらく浴びられないので、入念に洗う。

その夜は緊張でよく眠れず、寝たり起きたりを繰り返していると明け方に。

手術日

5:00 頃、点滴を入れに助産師さんがやってくる。6:00 以降は絶飲なので、最後のお水をゴクリ。

昨日食べすぎたので、手術前に便を出しておきたくてトイレでしばし頑張る。なぜなら、術後はしばらくベッドの上になるので、尿は管から出せても、便は出せないため。

前回子宮筋腫の手術の時は、術前に浣腸をされたけど、今回はしないらしい。

… 努力も虚しく、出なかったので諦める。

9:30 に夫が到着。軽口を交わすうちに、予定時間の 10:00 よりも早めに手術室に呼ばれる。点滴を刺したまま、歩いて手術室へ。

手術をしてくださるみなさんにあいさつして、自分で帽子かぶって手術台へ乗っかる。その後は複数人の手によってあっというまに身包みを剥がされる。

右向きに横になり、丸まった姿勢で3回背中を消毒され、背骨に注射。まずは表面にちくっ、そのあと太いやつをゆっくりゆっくり入れていく。。

「これ痛い?」と言われながら刺されるのが、普通に痛くてめちゃくちゃ怖い。途中、丸まりが足らなかったらしくて(この姿勢、妊婦にはキツイ)形を正される。麻酔が入っていく感覚がなんとなくわかる。ちゃんと効いているのか。怖い。麻酔の時間がとてもとても長く感じた。

よく帝王切開や手術のレポートであるような、看護師さんがずっと優しく手を握ってくれていた、というのはありませんでした。心細かったなぁ。

その後あおむけになり、胴体にアイスノンを当てながら麻酔の効きを確認。ちょっとでも冷たいと感じるとヤバいと思い、不安になって冷たいアピール。私の反応を見て、麻酔を追加される。

下半身が動かなくなってきた頃、パンツを脱がされ、ジョリジョリと剃毛が始まる。男女たくさんの方が見ている中で、「今!?」と思ってしまった。恥ずかしさを感じる余裕ももう残っていない。

麻酔が効くにつれて、吐き気というかゲップが出そうな感じに襲われて、息苦しくてぐったり…。とにかく気持ち悪くて、いっそ眠ってしまいたくなる。途中から酸素を入れてもらって深呼吸して平静を取り戻していると、天井の照明の金属部分に赤いものが写っている。知らぬ間に、お腹がパックリと空いていたようだ。全然わからなかった(当たり前か)。

あれよあれよという間に赤ちゃん出てきたようで、ニャ!という産声。「聞こえましたか?」「おめでとうございます」次々と声をかけていただく。

帝王切開だと最初の呼吸ができない子が多いと効いていたので、とてもほっとする。連れてきてもらい、左手で触ってみる。すごい。生きてる。めちゃ柔らかい。元気でよかったー!

その後の処置は、産声を聞きながらひたすら待つ。無事に生まれてきた、死ななくて済んだと言う安堵感が強く、恐怖や不快感は無くなっていた。

途中、じゃぶじゃぶじゃぶ… と水で何かを洗うような音が聞こえてきたけど、子宮の中身を綺麗にしていたんだろうか(このお陰なのか、悪露は2週間ほどで止まりました)。

縫い終わったらレントゲンなどを撮り、着替えさせてもらって、手術台からベッドへ移動してもらう。麻酔で下半身動かないので、されるがまま。ベッドごと病室まで運んでもらう。エレベーターで、執刀された先生と会話する余裕もあり。

病室で待っていた夫が「お疲れ様」と迎えてくれる。赤ちゃんは少しの間様子を見てもらうため、隔離。

ちょうどお昼時だったため、夫はお昼を買いに行く。ついでにペットボトルの水とストローキャップを買ってきてもらう。これが後々とても役立つ。

この時はまだ麻酔が効いてて、身体がふわあっとして温かく心地よい。一仕事終えた達成感に包まれている。

病室で夫と何を話したかは覚えてないけど、たわいもない話をする。愛情に包まれた時間。

無事に健康が確認された赤ちゃんが戻って家族で写真を撮ってもらい、しばらく3人だけで過ごす。

2時間ほど経って、夫が追い出される頃、ちょうど熱が上がって麻酔も切れてきてしんどくなってきたので、痛み止め点滴を追加してもらって少しウトウト。

この日は終日ベッドの上。痛みはあるけど、動かないのでまあ平気。全身麻酔の手術と比べると、術後がずいぶん楽。喉の痛みもなく、乾きもない。

途中、腸の音を聞いてお水を飲むことを許可されるけど、あまりごくごくと飲みたいと思わず、進まない。

寝たり起きたりケータイ触ったりして過ごす。枕元に置いてあった本は一秒も開かずw

後編へ続く。

コメント

タイトルとURLをコピーしました